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トルザイトリング早田的総論

皆様お疲れ様です(^▽^)
本日はちょっと真面目なお話…

今期の富士工業の新製品であるトルザイトリングのお話。

2014_05140001.jpg
今期注目の新商品が先日やっと我が工房にも届きました。
今年のフィッシングショー時に目にして実際開発の方とQ&Aを行い、実際に組まれたロッドを持ち比べてみたのですが、正にその軽さは想像以上でした。
SICと比べ、薄く作れる様になった事により通常よりもワンサイズ小さなリングを使用する事によりロッドに組み込んだ時、今までよりも先重り感が無くなりました。
これによる効果として考えられるのはロッドティップの振幅幅の減少、振幅の反りの速戻性。
このブログを見られている方々なら既にご存知かと思われますがロッドティップの振幅速度は飛距離に比例します。
また当然ながらガイドが軽くなりロッドのトータルバランスが上がる事により感度も向上しますよね。
ここまで見れば今までと同じ組み方をすれば「トルザイトリングって凄いじゃん!!」と思われると思います。

そう、同じ組み方をすればね…

このガイドを実際使ってみるにあたってスペックを全て調べていくと気付く事があったんですね。
まずはガイド高さが変わってくるという事。
リング径を小さくしていけばそれに伴いガイドフレームは短く、低くなっていきます。
あまり気にされる方はいらっしゃらないかも知れませんが、このフレームの長さや高さはロッドバランスやラインループの流れ方等、ロッドをアレンジしていく上で非常に重要なファクターになります。
この部分が変わってくると言う事はロッドのガイドバランスやブランクスの活かし方すらも再構築する必要性が出てくるんですね。
つまり同じ竿は作れないという事。
モノが変わってしまうという事。

次に引っ掛かった事。
このトルザイトリングの売りは薄くなり表面粗さが滑らかになるという事。
つまり薄くなるという事は先に述べた様に「軽くなる」という事。
表面粗さが滑らかになるという事はラインが通った時の摩擦係数が下がるという事。
滑らかになる事によってラインの摺動回数が向上し耐久性もアップする…と開発の方は言われていました。

ここで疑問。
今までSICで出来なかった「リングの肉薄化」。
これが可能になったという事は当然ながら物質に粘りを持たさなければ実現しません。
ですが粘りを持たせるという事は当然ながら硬度が下がりますよね。
硬度が下がるという事は継続的に使用したら当然ガイドは削れるハズ…
これだったら数年前にあったゴールドサーメットと一緒じゃないか…と思ったりしています。
そうなれば、このラインの摺動回数が向上するってのも信じ難い事となります。

また表面粗さがいくら滑らかになった所でSICの表面粗さが0.05μmで相するトルザイトは0.01μm。
0.04の違いがどの位の効果をもたらすかと考えれば表面精度が10分台のライン接する事を考えればそんなに効果があるとは思えないんですよね~。

またこのリングシリーズには何故かYSGが採用されていないという事も正直不満の一つ…。
一番ライン放出のベクトルが統一されていないバットガイドにおいてリング傾斜が生まれるKガイドはリングに当たるラインの摩擦はリング形状が楕円形となるので摩擦係数は増加します。

そうすればいくらロッドティップの振幅が速くなっても飛距離劣化は免れません。
これは断言出来ます。

ここまで考えていく上で正直私の中ではこのトルザイトリングが「めっちゃ良い」とは一概に言えないんですね。

これから少々頭を悩ませてとりあえずロッドに組み込み、使い倒してから私なりの見解を出してこれからのロッド作りに活かしていこうと思います。

今日は少々長くなりましたが…
やっぱりロッドの話をするのは楽しいですね♪

またの機会に書かせて頂きます♪

でわでわ~

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